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© 2024 Ikuko Tsurumaki

Current Exhibition

鶴巻育子 写真

『 幸せのアンチテーゼ 』
2024年12月3日(火) ~ 2024年12月15日(日) ※12:00-18:00(日曜17:00迄)  月曜休廊

今年梅雨の時期に母方の伯父が他界した。親族7人だけの小さな葬儀を行い、猛暑の中松戸にあるお寺で納骨を済ませた。私はこの歳になっても家族とうまく付き合えない。母と顔を合わすのも母からのLINEも苦痛で仕方なかった。正月実家での時間が苦手で、毎年年末になると気が重くなる。

納骨の後、みんなで金町へ移動し従兄弟が予約していた割烹料理屋に入った。親戚と話すなんて葬儀の時くらいなものだから照れくさい。だけど、この日はやけに楽しくてみんなといる時間が愛おしくて、勝手に白ワインを何本もオーダーしガブガブ飲んでしまった。そして隣に座る母に優しくできた。

この本のために書いていた800文字近いテキストは、もうどうでもよくなって消してしまった。

 

鶴巻育子 つるまきいくこ

1972年東京生まれ。写真家。1997年の1年間渡英し語学を学ぶ。帰国後、周囲の勧めで 写真を学び始めた。カメラ雑誌の執筆や写真講師など幅広く活動する一方、2019年に東京・目黒に写真ギャラリー Jam Photo Gallery を開設。著名写真家による企画展の開催に加え、若い写真家にも発表の機会を提供し、展示のキュレーションも行っている。国内外のストリートスナップで作品を発表しながら、視覚障害者の人々を取材し「みること」をテーマとした作品にも取り組んでいる。
 

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© 2024 Emi Yamamoto

Next Exhibition

山本瑛美 写真

『 不惑のようなもの 』
2024年12月17日(火) ~ 2024年12月22日(日) ※12:00-18:00(日曜17:00迄)  

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「不惑」... 四十にして惑わず。人は40歳になれば道理を知って迷わない。 <「論語」為政>

40歳を迎えるにあたり、好きなアーティストの歌詞で昔知った”不惑”という言葉を思い出した。私は惑うことのない40代を迎えられるのだろうか。

 

カメラで日常を切り取るなんて私には向いていない。私の日常はきらきらしていなくて撮るに値しない。それはわかっていたけれど、 30代を終える私にどんな変化が起こるのかを知りたくて、自分を観察するため、40歳の誕生日の少し前から後まで、写真を撮り続けた。

 

本写真展では、不惑となる歳に改めて感じた自分自身の価値観や哲学を複数シリーズから構成される作品で表現している。

山本瑛美 やまもとえみ

1984年生まれ。千葉県出身、東京都在住。グルメ系WEB企業で働きながら、写真家活動を行う。
2011年に一眼レフを購入。2013年から写真教室でカメラの勉強をはじめる。2016年に初の個展を開催。2017年からはAbox Photo Academyにて一期生としてアート写真について探求し、2023年に卒業。旅の情景や静物を被写体に、「旅」「普通」「変化」などをテーマとし、自分の内面や思考を表現したアート作品を制作。ベースは写真だが、写真の手法やルールに捉われず、いち表現者として伝えたいことを作品を通じて発信している。


https://www.emiyamamoto.com/
https://www.instagram.com/emitan_tabi/
 

[主な写真活動歴]
2015.10 『PHaT PHOTO写真教室 秋の文化祭2015』 フォトブック賞受賞
2015.12 グループ展『warmshare』出展 (America-Bashi Gallery/恵比寿)
2016.02 『御苗場 Vol.18』出展(大桟橋ホール/横浜)
2016.04 グループ展『単焦点倶楽部合同写真展』出展 (72gallery/京橋)
2016.09 『PHaT PHOTO写真教室 秋の文化祭2016』 講師賞・フォトブック優秀賞受賞
2016.12 個展『パン、ときどき、旅。〜マテリアルとカタルシス〜』開催 (monogram/学芸大学)
2017.04 グループ展『神島塾5期生展』出展 (72gallery/京橋)
2019.06 グループ展『Abox Photo Academy作品展2019』出展 (目黒区美術館区民ギャラリー)
2020.12 個展『普通になりたかった』開催 (monogram/学芸大学)
2022.04 グループ展『AboxPhotoClubToyama 2021』出展 (富山市ガラス美術館 ギャラリー1.2)
2023.05 個展『私以外変わっていく』開催(Jam Photo Gallery/目黒) / 図録『私以外変わっていく』発売
2023.09 写真詩集『自由でよかった』発売 / 展示販売会『自由でよかった』同時開催 (monogram/学芸大学)
2024.03 sUm 山本瑛美 写真展『影をまとう』開催 (弘重ギャラリー/恵比寿)

 

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© 2025 Kiyoshi Niiyama                                    

Upcoming Exhibition

新山清 写真

『 Model Shooting 』
2025年1月14日(火) ~ 2025年1月26日(日) ※12:00-18:00(日曜17:00迄) 月曜休廊 

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日本の写真はアマチュア写真愛好家によって発展し支えられてきた独特の文化があります。現在でも盛んなモデル撮影会は明治時代から歴史があります。昭和に入ってから写真部を設立する企業が増え、大変熱心に活動していたそうです。新山清はいくつもの企業の写真部に講師として招かれ、週末になるとモデル撮影会で指導を行いました。さまざまなモデルが写る古いプリントをみると、指導する合間に新山本人も撮影に精を出していたことが想像できます。本展では新山が残したモデルが写る昭和30〜40年代のヴィンテージコンタクトシートを展示いたします。コンタクトシートを通して、ポージングや表情、構図の取り方、リズム感など作家の思考と視点、日本特有のモデル撮影会の歴史を垣間見れる興味深い内容となっています。

新山清 にいやまきよし

1911年愛媛県生まれ。主観主義写真作品を数多く残し、アマチュアリズムを貫いた写真家。理化学研究所勤務、ペンタックスサービスセンター所長を経て、アマチュア写真家の指導に尽力していた1969年凶刀に倒れ58歳という若さで早世した。没後は長男・洋一氏によって国内外での写真展を数多く開催している。ドイツ・ベルリンのキッケンギャラリーの契約作家でもあり、近年アメリカのゲッティミュージアムに作品が収蔵されるなど海外での評価も高い。

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