Jam Photo Gallery
290897028_369464951978394_1551115572682022659_n.jpg

© 2022 Yoshihiro Tatsuki

Current Exhibition

立木義浩 写真展

​『 Ko・So・A・Do ここ・そこ・あそこ・どこ  一瞥の足跡 

2022年8月16日(火) ~ 2022年8月28日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休廊

作家コメント

「旅先で撮りそこねた写真は、網膜が記憶している。ときにそれを思い出させる悪魔の囁きが聞こえる。あのときモノにしていれば......と。いやな奴だ。

 

そしてまた、いつまでたっても個人的に気になる写真がある。 撮影の瞬間の、その場の状況も目に浮かぶ。撮って選んだものは、撮れなかった、あるいは、撮ったけれど選ばれなかったものの氷山の一角にすぎない。写真を選ぶ作法、フォト・リテラシーは、身体的で直感を必要とする。 才知やウィットは、写真の中にこそほしい。写真は、自己表現ではなく、宇宙的世界の豊かさを表す。

あちこちの外国で、どんなに無我夢中で写真の日々を送ったところで、すべて断片に過ぎないのは、群盲象を撫でるに似て、全貌を見渡せない証しなのだ。写真は大きな世界の一部として撮られるからこそ、断片の凄さが際立つ。自分の視野の限界を世界の限界だと決めつけないことも大事だが、それは、かんたんなようでいて、むずかしい。


今回の展示プリントは、デジタルネガをつくり密着銀塩プリントしたものと、スキャンデータからデジタル・プリントした 2 種類を、ご覧いただく。」

立木義浩 たつきよしひろ

1937年生。徳島県出身。1958年東京写真短期大学技術科卒。アドセンター入社。1969年フリーカメラマンになる。女性写真の分野やスナップ・ショットで多くの作品を発表。 広告、雑誌、出版などの分野で活躍し現在にいたる。写真集に『イヴたち』『加賀まり子/私生活』『マイアメリカ』『東寺』など、近年では『Tōkyōtō』『動機なき写真』を出版。1965年のデビュー作『舌出し天使』の写真集を2018年に出版。

※同時開催

立木義浩写真展『Ko・So・A・Do』

「過去はひとつの異國である」ハートレー

Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery

〒101-0031

東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル405

03-3862-1780
http://kkag.jp

290964043_3266264303632035_232567899844353443_n.jpg
293641462_1419828265204008_4638145667966391956_n.jpg

Next Exhibition

大和田良ゼミ15期修了展
​『 ROWS15.exhibition 

2022年8月30日(火) ~ 2022年9月4日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 

この度、第15期となる大和田ゼミ修了展を行います。
大和田ゼミにおいては、常に写真の新しい可能性や探求を目的とした、実験的な制作や思考のプロセスそのものを第一の成果としています。そのため、作品の中にはまだ研究や制作の途上にあるものも含まれます。展示においてそれぞれが表すものは、単になにかの造形が描かれた写真ではなく、そこにたどり着く、あるいはその途上にある歩みや姿勢そのものであるとも言えるでしょう。展示においては、そのような修了生それぞれの制作に、訪れていただける皆さまの観る側からの視点や言葉を重ねて頂ければと思います。

大和田ゼミ15期(順不同)
飯田夏生実 石井陽子 くぼたけいこ 黒田和男 塩澤朋子 清水善規 高知尾享

290616705_5468190876591964_6952763390177438941_n.jpg

© 2022 Mayumi Nakamura

Upcoming Exhibition

鶴巻育子ゼミ修了展
『 Ikuko Tsurumaki Work Shop Exhibition 』  

2022年9月6日(火) ~ 2021年9月11日(日) ※12:00-19:00(日曜17:00迄)

鶴巻育子ゼミでは、受講生が個々にテーマを設け半年間で一冊のブックを完成させることを目的としていますが、今期のゼミではスタートから展示も目標のひとつとして活動してきました。ひとつの表現を完成させるには半年と言う時間は短いですが、その期間にそれぞれが自分の写真と向き合い、撮影、ステイトメント、レイアウトまで「見せること、伝えること」を意識して制作を行いました。

佐藤 睦美 高橋 真美 中村真弓 山口ひろみ 山下 雅実

296023981_1570002076734600_1385290359138326377_n.jpg

© 2022 Misaki Yanagihara

Upcoming Exhibition

柳原美咲 写真展
『 泉の綾 』  

2022年9月13日(火) ~ 2022年9月25日(日) 12:00-19:00(日曜17:00迄) 月曜休廊

湯気で満ちた浴室。

にび色のお湯に浸かり、ぼーっと水面を眺める。

しばらくすると天井から雫が落ちてきて、静かなお湯に一筋の波紋をつくる。

小さな波はふわりと広がり、やがて縁のタイルに当たって折り返した。

次から次に生まれては消えていく紋様は、いくら見ていても見飽きない。

 

こういった場所では、温泉の心地良さに取り憑かれてしまったのか

出会うものすべてが温かくて、寛容で、上機嫌で、晴れやかだ。

 

眩しい景色を反射するように、優しい声に呼応するように、

ゆっくりと自分の在り方も変わっていく。

柳原美咲 やなぎはらみさき

1991年群馬県生まれ。写真家。日本写真芸術専門学校を卒業後、公文健太郎に師事。東京を拠点に写真の仕事をする一方、日本中を旅して作品を制作している。2022年8月に温泉地をテーマにした写真集『ゆ場』を出版、写真展がキヤノンギャラリー銀座・大阪にて巡回。公文が主宰する写真事務所COO PHOTO(クー・フォト)に所属し、同人誌『点』に参加。