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© 2023 Kazuyuki Okajima

Current Exhibition

岡嶋和幸 写真展
『 房総ランド 江戸川篇 』

2023年12月5(火)  2023年12月17(日) ※12:00-19:00(日曜17:00迄)  

令制国の「安房国」「上総国」「下総国」を合わせた地域の呼称「房総」。その半島の部分が房総半島で、千葉県の大部分を占める。中世までは利根川流域に内海があり、四方を海や川に囲まれ島に近い状態だったいう。英語の「island」には「島に似たもの」「島のように孤立した存在」などの意味がある。千葉は陸続きではないため、関東のほかの地域とは風土が異なることを、東京と行き来して感じている。

山と海に囲まれたレジャー施設「行川アイランド」。2001年に閉園となり、現在はJR外房線の駅名だけが残る。そこから脱走したシカ科の特定外来生物「キョン」が大繁殖。生息域が徐々に広がり、近年は柏市など東葛地域でも目撃されている。千葉県全域で“行川アイランド化”が進行しているわけだ。閉園後、秘境に逆戻りするかつての南国の楽園に思いを馳せながら、房総という土地を観察している。

茨城県、埼玉県、東京都と千葉県の県境を流れる「江戸川」。千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」の鼻の先から舌までの輪郭に相当する。今回は利根川と分流する関宿分基点から、東京ディスニーランドがある旧江戸川河口まで約60kmを歩いた。

岡嶋和幸 おかじまかずゆき

1967年福岡市生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。世界を旅して詩情豊かな作品を発表するほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「ディングル」「風と土」のほか著書多数。

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© 2024 Kiyoshi Niiyama

Next Exhibition

新山清 写真展
『 コンタクトプリントからみる新山清の眼 』

20241月16(火)  2024年1月28(日) ※12:00-18:00(日曜17:00迄)  

新山清 にいやまきよし

1911年愛媛県生まれ。主観主義写真作品を数多く残し、アマチュアリズムを貫いた写真家。理化学研究所勤務、ペンタックスサービスセンター所長を経て、アマチュア写真家の指導に尽力していた1969年凶刀に倒れ58歳という若さで早世した。没後は長男・洋一氏によって国内外での写真展を数多く開催している。ドイツ・ベルリンのキッケンギャラリーの契約作家でもあり、海外での評価も高い。

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© 2024 Reina Kanamori

Upcoming Exhibition

金森玲奈 写真展
まんぷく図鑑 - 美味しいものは目で見ても美味しい - 』

2024年2月13(火)  2024年2月25(日) ※12:00-18:00(日曜17:00迄)  

いつ頃からだろう、仕事のあとに食べる甘くて美味しいものが楽しみのひとつになったのは。


昔ながらの喫茶店や、新しくオープンしたオシャレな内装のカフェで食べる美味しくて可愛らしいスイーツたち。頑張った自分へのご褒美だからと気になるお店を見つけると、スマートフォンの地図アプリにピンを刺して、いつか訪れる日を心待ちにしていました。


誰かとご飯やお茶をする機会が失われた2020年の新型コロナの流行。先の見えない不安な日々の中で、心の支えになったのはいつか行きたいと思っていたお店の存在でした。コロナが落ち着いたら、もう少し我慢したらきっと行くんだと思っていたある日、行きたかったお店のひとつが閉店したことを知りました。いつかがもう来ないこと、それがこれからも起こるかもしれないと思った時、コロナ禍でやりたいことができました。


そうして始めた一人カフェ巡り。最初は自宅から自転車で行かれる範囲の地図アプリに収集していた
行きたいお店を訪れ、行った記念に写真を撮ってスイーツを堪能して帰る。あくまでお客さんとして
お店の邪魔にならないように、でもせっかくなら写真はしっかり撮りたいし、と次のお店を選びつつ、
自分なりの撮影ルールを決める時間が楽しくて、しぼんでいた心が少しずつ元気になっていくのを感じ
ました。


この度、私の心もおなかもまんぷくにしてくれた可愛くて美味しい存在をお裾分けする展示を目黒の
Jam Photo Gallery で開催します。私の美味しい記憶をお菓子好き、写真好きな人たちと共有できたら嬉しいです。

金森玲奈 かなもりれいな

1979年東京都生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。東京藝術大学美術学部附属写真センター等勤務を経て2011年よりフリーランスとして活動を開始。在学中より都会の片隅に生きる猫の姿を記録し続けてきた。近年は日々の中で出会う心のゆらいだ瞬間にカメラを向けている。個展・企画展多数。清里フォトアートミュージアムにて二作品が永久収蔵されている。

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